タロットカードはどれを選ぶべきか|初心者にはライダー版がおすすめ

タロット占いを始めたい方が最初につまづくのは、どのカードを選べば良いのか?ということでしょう。
書店に行くと、タロットカードがセットになった教本が数多く売られています。
占いマットがセットになっているものもあり、買ってきてすぐにタロット占いが出来るので手軽です。

タロットカードには決まった形があるわけではなく、様々な絵柄のカードが売られています。
教本とセットになっているものは、その本を執筆した先生のオリジナル柄であったりします。
カードの絵柄ですが、実際に占いをするにあたってイマジネーションを膨らませるのに重要な意味を持ちます。
そのため、カードの絵柄が自分に合うか?というのは想像以上に重要なのです。
初学者の方には、あまり深く考えずにライダー版のタロットを選ぶことをおすすめします。

ライダー版タロットをおすすめする理由

ライダー版のタロットをおすすめするのは、圧倒的にスタンダードなカードだからです。
「守破離」という言葉があります。
主に芸事の世界で使われる言葉ですが、ある技能を習う際に心がけるべきことが表現されています。

「守」というのは基本を型どおりに学ぶことです。
学び始めの頃は自分の考えをはさまずに、まずは基本を型どおりに身に着けることが上達の近道です。
その後徐々に基本から外れた知識を深く学び(破)、最終的には自分の型を確立する(離)のです。

タロットにおいては、ライダー版のカードで学ぶのが基礎、すなわち「守」ということになります。
1909年に初版が作られて以来、そのままの絵柄が受け継がれています。
古くからある教本においてもライダー版のカードを使うことが前提になっています。

これは余談ですが、伝統的なカードを使うのはタロットに限った話ではありません。
皆さんもテレビなどで、トランプのカードマジックを見たことがあるでしょうか。
思い出して欲しいのですが、だいたいのマジシャンは同じカードを使っていませんか?
ジョーカーの絵柄が、キングが自転車に乗っている絵が使われているカードです。

あのカードは「バイスクル」と言って、マジシャンの使うカードの定番です。
エンボス加工がされていて滑りがよく、初心者から上級者まで幅広く使えるカードとして認知されています。
定番を使うことが上達の近道なのだと理解しましょう。

カードの絵柄は解釈に大きな影響を与える

タロット占いにおいて、タロットカードの絵柄は重要な意味を持ちます。
なぜカードの絵柄が重要なのかというと、占いの結果を解釈する際に影響が出るからです。
このことを理解するには、そもそもタロットカード占いとは何かを知ってもらう必要があります。

占いには、「命術(めいじゅつ)」「卜術(ぼくじゅつ)」「相術(そうじゅつ)」という分類があります
この中でタロット占いは、卜術に分類されます。

卜術とは、カードやサイコロなど偶然に左右されることがらを用いて占う手法です。
日本でも広く知られている「易」というのもこの卜術に分類されます。
易では「筮竹(ぜいちく)」と呼ばれる道具を使って占いますが、タロットではカードを用いるわけです。

タロットの主な手法としては、カードに対して占いたいことを問いかけ、カードを選んでいきます。
たとえば意中の相手との今後を知りたいと問いかけた上で、
カードの山(パイルといいます)を3つに分け、その山を任意の順番で積み重ね、
カードを広げて(スプレッドといいます)その中から任意のカードを選ぶ、といった術式を踏みます。

最初の問いかけに対して、一連の動作の中で答えが決まるというのがタロットの考えかたです。
どのカードが出るかは偶然で決まるわけですが、問いかけをすることによってその偶然に意味を見出します。

つまるところタロット占いが当たるかどうかは、この偶然と波長が合うかによります。
どれだけ一流と言われる先生でも、どうしても相性の悪いクライアントというのが一定数います。
これは術士自身が持つ波長と、クライアントの波長が合わないことが1つの原因です。
クライアントの問いかけを術士がカードに問いかける際、どうしても波長が乱れてしまうのです。

話が少しそれましたが、カードをいかに解釈するか?というのもタロットの信頼性を左右します。
タロットカードは、それ自体は絵の書かれたカードに過ぎません。
このカードに対して、意味を見出して解釈を加えていくのが占いの方法なのです。

そのためカードの絵柄があまりにも明るすぎたり、反対に暗すぎたりすると、
カードの解釈に影響が出てしまいます。
明るいカードを使っていると楽観的な見通しが出てしまうかも知れませんし、
反対に暗いカードであれば悲観的な見方になる可能性もあります。

もちろんこの点については個人差がありますので、自分にあったカードを使えばいいと思います。
しかし初心者の場合初めて使うカードによって、それぞれのカードに対するイメージが作られてしまいます。
そうすると、基本を理解しないまま独自の解釈をすることになりかねないので、応用が難しくなります。

初心者が使うならライダー版

以上の理由で初心者はライダー版を使うのが無難です。
色々なカードを見てきましたが、占い師オリジナルのカードは、やはりその占い師の解釈が入り込んでいます。
いきなりそのようなカードを使うのは、解釈に影響を及ぼすので避けたほうが無難でしょう。

ライダー版のカードで十分に練習し解釈が定着したら、自分の使いやすいカードを選ぶのも良いでしょう。
決してオリジナルカードを否定するわけではありません。
ご自身の持つ解釈や世界観に合致するカードがあれば、そのカードを使うことが占いの助けになるでしょう。